出発の日～その3 離陸から着陸まで～

飛行機はゲートを離れると滑走路に向かって移動します。
移動中に候補の1つだったカタール航空の777が到着するのが見えていました。
今は東京便と関西便が分離されましたが、このころは東京発関西経由のドーハ行きという便だったようです。

私の乗った機体は離陸のため滑走路を一気に加速します、普段乗っている国内線に比べると明らかに離陸までの距離が長く、長距離便だということを実感させてくれます。
離陸速度まで到達すると離陸して一気に上空を目指しています。

離陸して1時間ほどが経過すると1回目の機内食の配布が始まります。メニューを紛失してしまったので詳細はわかりませんが、チキンか魚だったかと思います。
チキンを希望しましたが残念ながら品切れで魚になりました。
それにしても5列目の時点で既に品切れというのはどういう配分になっているのでしょうか？
実際に食べてみると味は美味しかったので満足でした。
食事が終わると機内は消灯され寝る時間となります。
明朝のイスタンブール到着時間が朝の5時過ぎとなるのでここで寝ておかないと明日が1日つらいことになります。寝れないかと思いましたが実際には仕事明けなのが幸いしてか5時間程度は寝ることができました。

目が覚めたのでモニタを見てみると飛行機はカスピ海付近を飛行しています。いよいよトルコが近づいてきました。
うとうとしながらも起きていると着陸の1時間前くらいになり機内照明が点灯して朝食の機内食が配布されました。寝る前にも食事をしているので食べきれるか心配でしたがまったく問題なく食べきることができました。夕食に比べるとさっぱりとしていてこちらも比較的美味しかったです。

食事が終わるといよいよイスタンブール・アタチュルク国際空港に着陸です。

出発の日～その2 出国審査から搭乗まで～

チェックインを終えるといよいよ出国審査場へ向かいます。
出国審査を受けるのは久しぶりで少し緊張しました。
審査は行先を審査官に伝えるだけで1分もかからず終了です。
時間が遅いためか出国審査場は並ぶこともなくあっという間に通過できました。

制限エリアに入るともう店も大部分が閉まっていて何もすることがありませんでした。この時点で時間は21時過ぎで飛行機の定刻の22時30分まではまだまだ時間があります。特にすることもないので搭乗ゲートの待合室で飛行機を眺めながら搭乗時間を待っていました。

そして21時50分頃になると、搭乗開始の放送が流れました。
この時点で待合室は乗客でいっぱいになっています。まずはビジネスクラスやスターアライアンス上級会員の人が搭乗、次にエコノミー後列と進みエコノミー前方の私は最後のほうの搭乗となります。
飛行機に搭乗する前にはアメニティキットをドア前でもらうことができました。エコノミーでこういったものをもらったのは初めてです。

機内に入ると予想以上に綺麗な機内で座席は水色をしていました。
シートモニターもしっかりと装備されておりイスタンブールまでの長時間のフライトも比較的快適に過ごせそうです。

ちなみに気になっていた横の席には誰も来ずに結局イスタンブールまで無事に2席使うことができるようです。

そして定刻の22時30分、飛行機はいよいよゲートを離れ約8700キロに及ぶ長距離飛行が始まります。


便名 トルコ航空46便（TK46)
区間 KIX-IST
機体番号 TC-JNC

出発の日～その1 関西国際空港～

いよいよ旅行出発の日になりました。

仕事が終わってからの出発となるので、昼間は通常通りの仕事です。
しかし、旅行が控えていると思うとまったく仕事が手につきませんでした。
仕事をほぼ定時で終えて、会社のトイレでスーツから着替えると、梅田のハービスENT１階の空港バス乗り場へと向かいます、会社から歩いて３分程度なのでとても便利です。
空港バスは約１時間ほどで無事に関西国際空港へ到着しました。

空港に着くと、まずはスーツケースのピックアップです。
仕事からの直行なのでスーツケースは邪魔かと思い事前に宅配便で空港まで送付していました。この方法はとても楽だったので今後も使いたいと思います。

スーツケースを受け取ると次は空港の２階にあるKIXエアポートラウンジ（http://www.kansai-airport.or.jp/lounge/index.html）に向かいます。
有料（５００円）になりますがここでシャワーを浴びることができます。
仕事上がりでこの後長時間のフライトが待っている身としては、ここで汗を流すことができて非常によかったです。
混んでいて待ち時間が３０分以上ありましたので、利用される方は早めに到着することをお勧めします。

シャワーを浴びてすっきりすると、いよいよ飛行機のチェックインです。チェックイン時に係員の方から事前指定している席の横に子供連れ乗る予定ですが、席を変更しますか？と聞かれました。
そこで変更してもらうことにして新しい席は４人掛け席の通路側になりました。横に人がいない席をお願いしますと伝えて新しい席を決めてもらいましたが、確約はできませんといわれています。
実際にどうなるかは搭乗してのお楽しみです。
機内預かりのスーツケースはイスタンブールの乗継が夕方便でもローマまでスルーで預かってくれるので便利です。

関西空港Cカウンター

旅行準備その4～その他予約～

航空券の予約が終わると次はホテルの予約に入ります。

宿泊予定地はローマとヴェネツィアの予定です。
今回ローマのホテルはエクスペディアから、ヴェネツィアのホテルはホテルの公式ホームページから予約しました。

また、ローマ～フィレンツェ、フィレンツェ～ヴェネツィアのユーロスターイタリアの座席予約もイタリア国鉄のホームページからしています。
イタリアの鉄道は早期割引などがあり、通常価格よりもかなり安くチケットを購入できるので予定が決まっている場合は事前予約がお勧めです。
しかし、私が予約したときには予想外のハプニングが予約中に発生しました。
なんとイタリア国鉄のカード決済をするとカード会社からの承認が出なかったのです。金額的にはこれまでの使用実績から通らないということは考えられません。なぜだろうと悩んでいると見たことのない電話番号から電話が。出てみるとアメックスからの電話でした。
話を聞いてみると、これまで海外での実績がない私が突然イタリアのサイトで決済を始めたため（ホテルや美術館など）、不正利用を疑われていたようです。本人が決済していますか？という確認の電話でした。
なんでもヨーロッパの鉄道での他人のクレジットカードを利用した不正決済が相次いでいるとのことでした。
電話が終わって無事にカードの利用停止は解除されたので再度イタリア国鉄のサイトで予約を取り直します。・・・・なんとこの間に一番安い座席は売切れてしまっていました・・・・。
10ユーロほど最初よりも高い座席になってしまい、カード会社に少し文句を言いたい気分になりました。

これ以外にも美術館などの予約も入れていよいよ準備は万端です。

旅行準備その3～航空券購入～

航空会社を決定したら次は航空券をどこで購入するかです。

最初、格安航空券を購入するならHISというイメージで会社近くのHIS梅田支店へと向かいました。
そこで希望の日程と座席を伝えて仮予約を入れてもらいました。
日数は忘れましたが1週間以内程度に入金するようにと指示された記憶があります。

しかし、仮予約を入れてから帰宅して取るトルコ航空のホームページを見ているとオンライン予約でHISと同額で航空券を購入できることに気づきました。HISで購入すると手数料が上乗せされているので実際には航空会社で直接予約するほうが安くなることを発見しました。（航空会社や時期、予約方法によって異なると思います。）

さらに嬉しいことにオンライン予約だと予約の時点で座席を指定することができました。この時点で足元が広いと思われるエコノミークラス最前列席を予約することに成功しました。

そしてクレジットカード決済して航空券を購入、もう旅行まで後戻りすることはできなくなりました。

HISにはキャンセル処理をお願いしました。

旅行準備その2～航空会社選択～

旅行手配の中で最初に手をつけたのが航空券です。
私は京都に居住しているので成田発便は最初から候補に入れませんでした。
まず候補に挙がったのはもちろん"アリタリア航空"の関空～ローマの直行便です。
直行のため乗り換えなしでローマに着くのは便利なのですが、運賃が高額だったのと到着が夜になることから候補から外れました。
同様の理由で欧州系の航空会社も候補から外れていきました。
最終的に候補に残ったのは"トルコ航空"、"エミレーツ航空"、"カタール航空"のいわゆる中東系の航空会社です。これらの会社を利用すると日本出発が夜になるため金曜日の仕事が終わってから出発できる上に運賃が比較的安かったのが決め手でした。

そのなかで結局使用したのは"トルコ航空"です。
トルコ航空にした理由は以下の2つです。
・乗り継ぎ地がイスタンブールのためドーハやドバイよりも面白そう
・機材がA330のためエコノミーに2列シート部分がある

当初の予定では乗継地に早朝に到着してから朝の便でローマに向かう予定でしたが、トルコ航空の乗継便は好きな便が選べるようでしたので夕方の便にしました。遺跡の見学が目当ての1つなのでイスタンブールは乗り継ぎ観光にはもってこいの街です。カタールやエミレーツを選択していた場合はおそらくすぐに乗り継いで空港から出なかったと思います。

飛行機の機材という面ではカタールとエミレーツはBoeing777を使用しているようでした。これらのシートは3-3-3や3-4-3といったシート配置になっているので窓側に座ったときにはトイレに行くのに横の人を起こす必要があり、通路側に座ったときには起こされる頻度が高そうであることから敬遠しました。トルコ航空が関空便に使用しているAirBus A330-300は2-4-2配置だったので一人旅には使いやすいと感じました。

旅行準備その1

今回の旅行の手配は全て個人手配で行いました。

団体旅行は行きたいところにいけない可能性があるので最初から候補にありませんでした。
次に考えたのが旅行会社手配での現地フリーの個人ツアーですが、
私の旅行は基本的に一人旅です。旅行会社手配のツアーに参加すると1人参加追加代金がかなり高額になってしまいます。
そのため個人で航空券や宿、現地の都市間移動にいたるまで全て個人手配することにしました。

なぜイタリア？

海外旅行を計画するにあたって行き先の候補はアメリカ・イギリス・フランス・イタリア・タイ・シンガポールなど色々とありました。
そのなかでイタリアに決めたきっかけが2012年夏に京都文化博物館で開催されていた"世界遺産　ヴェネツィア展　魅惑の芸術・千年の都"を見学にいったことでした。

展示会でヴェネツィア共和国の遺物を見たことで、学生のころ塩野七生さんの著作「海の都の物語」を読みヴェネツィアに憧れ、一度でいいからヴェネツィアに行ってみたいと思った記憶が甦りました。

そこで今回はイタリアに行くことに決定しました。

13年ぶりの海外旅行

今回のイタリア（ちょっとトルコ）旅行は13年ぶりになる海外旅行でした。
その間も国内は旅行や出張など何回も出かけてましたが海外進出は計画はしたもののパスポートを申請するのが面倒だったり、国内で行きたいところが他にもいろいろあったりで中々行けていませんでした。

今回、仕事の都合で数ヶ月間だけ夜勤生活となったので昼間の空いた時間にパスポートを申請したりすることができたので海外旅行を計画してみることにしました。

はじめに

このブログは旅行記が中心となるブログです。
性質上更新は不定期になると思います。

旅先で困ったことや事前に知っておきたかったことなど書くつもりですので旅行される方の一助になればと思います。